マーケティングトライアングル

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ページの読み込み時間

Googleが2020年5月29日に、Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)という指標を検索ランキング要因に組み込むことを発表しているのですが、このCore Web Vitalsは「ページの表示速度」「ユーザー操作への反応性」「視覚要素の安定性」の3点がポイントとなっています。

Core Web Vitals
Core Web Vitals
Core Web Vitalsというのは、ウェブページのユーザーエクスペリエンスに重要な、特にページ読み込みに関する指標のことで、LCP(Largest Contentful Paint)、FID(First Input Delay)、CLS(Cumulative Layout Shift )の3つの指標から成りたっていて、サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」で、デバイス毎に、それぞれ「不良URL」「改善が必要なURL」「良好URL」というのが何件あるか確認できるようになっています。

LCP(Largest Contentful Paint)というのは、ページのメインとなるコンテンツが読み込まれた時間を示す指標で、ユーザーが ページをリクエストしてから、ビューポートに表示される最大のコンテンツ要素がレンダリングされるまでの時間で、指標では2.5秒未満で画面に全体の表示領域にページが表示される状態にすることが推奨されています。

FID(First Input Delay)はユーザーが最初にページ上のボタンやリンクをタップ、またはクリックしてからブラウザが応答できるようになるまでの時間のことで、100ミリ秒未満でブラウザが応答することが推奨されています。

CLS (Cumulative Layout Shift) は、ページを読み込んでいるときに発生するレイアウトのずれのことで、yahooのPCサイトで、右側の「ログイン」を押そうとしたら、急に広告が出てきて「ログイン」が下にズレてしまい、広告クリックして広告サイトに飛ばされるなんて経験、あるのではないでしょうか?

指標としては、読み込み時にページのレイアウトが移動しない、または0.1 未満の移動量であることが推奨されています。

Googleによれば、3指標の基準を全て満たしたページでは読み込みが完了前に離脱するユーザーが24%減少したとのことですから、SEO対策として外部リンクに頼る前に、このように内部的な最適化を行うことこそが、1番のSEO対策となるのでしょうね。